tesrix-logo

  松塚 展門 ノート


back

■錦帯橋のアーチはカテナリーです。 21/06/16(水)

■博士論文『木造技術史からみる錦帯橋の技術と伝承』任 叢叢
(公開日2017-10-20)を見た。努力されているとは思う。
しかし、唖然としたのも事実である。錦帯橋をもっともっと見つめて欲しい。特に類いまれなる錦帯橋の構造アーチ全体と意匠設計にまで、もっともっと踏み込んで欲しいと思った。 

■本論文では錦帯橋が円弧で設計されていると結論されていた。それを概略まとめると次のようになる。当時の寺社建築の屋根等が円弧を使用して作られているので、錦帯橋もそうであろう、と言うことである。また、平成の架替でたまたま円弧が採用されたが、それを追認する形で論文は進められている。

■果たしてそうであろうか?実際の錦帯橋の構造アーチは中央部から左右になだらかに下がってゆくが、次第にその構造アーチの厚みは増している。すなわちこれが、理にかなった安定感と優美さを与えている。

■この構造アーチの上端は一つの円弧で近似できても、下端のアーチは一つの円弧では到底近似できない。現に平成の架替では構造アーチ下端の設計原理が理解されておらず、現橋に矛盾が生じている。

■しかし、この論文はこれには全く触れていない。錦帯橋は前代未聞の設計原理を持っているからこそ世界に誇れる橋なのである。錦帯橋のアーチをカテナリーだと考えれば、これはすべて解決できる。

■最後にびっくりしたことを本論文から引用しておく

『一方、錦帯橋の曲線はカテナリー線という説もあるが、伝統的建築物ではカテナリー線を利用した記述や、設計図、実例が見られていない。』P55 6行目

■著者は錦帯橋が伝統的建築物をはるかに凌駕したものとは見えないのだろうか。それを探求するのが本来の学位論文と考える。せっかくの研究である。構造アーチ下端の曲線の解析に取組んでいただきたい。

■ワクチン接種 21/05/20(木)
■一回目のワクチン接種をした。
世界を見渡すと相当接種率が進んだ国がある。
日本も何とか追いついて欲しい。
今後に期待しよう。
それにしても、接種できたことは本当にうれしい。

■コロナ時代に思う 20/06/07(日)
■あっという間に新型コロナウイルスは世界に広まった。
 右を向いても左を向いても、マスク、マスク・・・。
 感染して何の症状も出ていない人からの
 感染もありうるという報道に、
 身振いする。

■日本にはファクターXがあり、
 感染率並びに死亡率は
 世界の平均値よりも低いといわれている。
 そのファクターXが何なのかは色々解説されているが、
 まだ決定的なことはわからない。

■コロナ対策で国民には
 在宅や脱3密が呼びかけられている。
 しかし、
 これでは抜本的な解決策にはならない。
 既往の薬での治療にも限界があり
 ワクチン等予防薬や新治療薬の発明が
 この問題を解決する唯一の策である。

■このコロナ禍を経験し
 私たちはまた一段と強くなれると期待している。


 便利な手すり『テスリックス』
 https://tesrix.com/

手すりの話 19/11/08(金)

手すりの話
https://tesrix.com/tx-h.htm


L型手すりは不便だった

*新しい格子状の手すり『テスリックス』の紹介*

 現在、安全安心のために、『手すり』が使われています。
住宅、公共施設等において『手すり』の設置は増加してきましたが住宅ではまだ半数以上が設置されていないのが現状です。
 さらにトイレ等においては、そもそも不便なL型手すりを無理やり広められて不便さが蔓延しています。
 ここでは『手すり』として大変便利な格子状の手すり『テスリックス』について紹介し、新しい『手すり』事情についてお話します。

従来のL型手すり部に替えて『テスリックス』を設置すると大変便利です。『テスリックス』は取り付ける時も、使っている時も大変便利です。

橋の落下防止装置の欠陥について 15/12/18(金)
橋の落下防止装置の欠陥について


溶接を一切使わない設計にすれば
少なくとも溶接不良の問題は解決します。
しかもコストダウンになります。


ものの設計においては
その製作過程で
欠陥の発生しにくい
あるいは
欠陥の発生確率が極めて小さい
ものとなる設計を
心がける必要があります。


『規徹』(きてつ) 2016年の言葉 15/12/18(金)

『規徹』(きてつ)

お客様の満足を得る
品質やサービスの確保は重要です。
しかし、油断していると、
思わぬ失敗や欠陥が発生します。

規範徹底

安心安全の合格点を頂ける職務遂行において
一番重要なことは

安心安全の合格点を頂けるように
その基準・規準・基礎・ルール等を徹底して
守るということです。

そのためには
プロとしての徹底的な心の鍛錬と
職務遂行における行動が
規範に徹底していることが必要です。

多くの失敗は
プロ意識の欠如から発生します。

『規徹』とは、無常の世の中で
絶えず頭と心を使い危険を予知し
プロの仕事を実現するための指針です。


『規徹』で2016年を 明るい年にしましょう。




松屋産業株式会社
http://tesrix.com

『思備』(しび) 2015年の言葉 15/12/18(金)

『思備』(しび)

お客様の満足を得る
品質やサービスの確保は重要です。
しかし、油断していると、
思わぬ失敗や欠陥が発生します。

備えあれば患いなし

安心安全の合格点を頂ける職務遂行において
一番重要なことは

安心安全の合格点を頂けるように
備えなければならないと
絶えず思うことです。

それは今
たとえ好調に事が進んでいてもです。

多くの失敗は
備えを思っていないことから発生します。

『思備』とは、無常の世の中で
絶えず頭と心を使い危険を予知し
適切な対処をする活動です。


『思備』で2015年を明るい年にしましょう。

『応常』(おうじょう) 14/03/11(火)
2014年の言葉 (造語)


『応常』(おうじょう)



お客様の満足を得る
品質やサービスの確保は重要です。
しかし、油断していると
思わぬ失敗や欠陥が発生します。

備えあれば憂いなし

応急的で急場しのぎではなく
恒久的で確実な応用・応答技術の獲得と
それを果敢に推進できる
精神力の増進に努めます。

想定外と逃げるのではなく

常に最良最善の事前対応を実現します。
『応常』とは、無常の世の中で
常に危険を予知し
事前に対応する動的活動です。


この世が無常なるがゆえに 
『応常』的発想が生じました。


『応常』で 2014年を明るい年にしましょう。




■■便利な手すり 『テスリックス』
    http://www.tesrix.com


分兆(ぶんちょう) 13/01/07(月)

2013年の言葉(造語)

分兆(ぶんちょう)


<意味するところ>

■兆しが分かる

■兆しを分ける

■兆しを分析する

■良い兆しは大きく伸ばす

■悪い兆しはその原因を摘み取る






お客様の満足を得る

品質やサービス水準の確保は重要です。



しかし、油断していると

思わぬ事故や欠陥が発生します。

多くの人は、後日

その原因となる因子が

日常の活動の中に

潜んでいたことを知ることとなります。



日常に潜む微細な危険の兆しを

いち早く見つけそれを分析し

適切な対応をする。



これこそが

現場、現物、現実に即した

真のもの造りではないでしょうか。



『分兆』とは、無常の世の中で

人間の慣れやマンネリからくる失敗や事故を

事前に予知し取除こうとする動的活動です。




無常・分兆



『分兆』で 2013年を明るい年にしましょう。




■■便利な手すり 『テスリックス』
         http://tesrix.com



■錦帯橋と東京スカイツリー 12/04/25(水)

■錦帯橋と東京スカイツリー

http://www.028028.com/kktst.html



 岩国市名誉市民であられる彫刻家の澄川喜一先生は、
このたび東京スカイツリーのデザイン監修をされました。

錦帯橋の美しさは
そのアーチ形状(カテナリー)にあります。
アーチは古来『そり』とも表現してきました。

澄川先生は
錦帯橋の『そり』や日本の伝統建築に見られる『むくり』を取入れ
今日まで様々な作品を作られたそうです。
錦帯橋は先生の創作の原点なのです。

そして、東京スカイツリーにも、
『そり』『むくり』の発想がベースにあるとおっしゃっています。


ところで、その東京スカイツリー、
見る角度によっては傾いて見えます。

一方、錦帯橋の『そり』も見る角度で
ゆるくもきつくも見えます。

先生のおっしゃられる
『きれいなだけではだめ、不思議さがなければ
人をひきつけることはできない』
ということも合わせて、

錦帯橋と東京スカイツリーには
深い造形的ご縁を感じます。

全80件が記録されています。
1ページに 10件ずつ表示されます
back
松屋産業のホームページへ